「んっ・・・」
長い口付けから解放されて、ユンの胸を押し返す。
「今は駄目です、訓練してたんですから」
的にささっているくないを指差し、ユンを睨む。
そんな私をみて、ユンはにんまりと笑った。
「俺、フウちゃんのそういう顔もすっごい好きだなぁ
お願い、もう少しだけ」
「ユ・・・んっ」
離れたはずの唇が再び重なる。
腰を抱かれて身体を密着させる。
深い口付けにくらくらしてしまう、こんな風にされたらもう拒めない。
「・・・せめて部屋に戻りましょう?」
誰が来るか分からない状態で、このままこれ以上するのはまずい。
じっとユンを見つめて訴えると、ユンは頬を赤らめた
「・・・その顔と台詞は反則だよ、我慢出来なくなっちゃう」
「駄目です!」
身体を即座に離し、彼の手を引っ張った。
私だって、もう少しユンに触れていたいんだから。